Jan 20, 2009
"IDカードの写真が懐かしい"
人間は歳をとるが、自分の身分を"IDカード"は、年齢が含まれていません。六年前から変わらぬ自分の顔は今と全然違います。当時はロングヘアーで、現在は単発です。今はメガネですが、当時はコンタクトレンズでした。これを見ても同じ人間だとは思わない。さらに、"IDカード"の更新トゥルルハヌン方がいいんじゃないかと最近思っています。私はクレジットカードを一枚も持っていません。持っていれば、いくらでも買ってしまいそうです。現金を持たずにカードだけを持つようにされると、金銭感覚がなくなってしまいそう、ちょっと怖いイメージがあります。しかし、逆にクレジットカードとの割引を受けるとしたりするので、良い面もあります。要は使い方だが私はまだクレジットカードが付いている気分になることはできません。
体の不自由な人も、そうでない人も一緒に走る「四国てんとう虫マラソン大会」を開催している同大会代表世話人会と、てんとう虫パートナーズが「障がい者・ウオーク&ラン指導及び伴走者スキルアップ教室」を開いた。市民ランナーや伴走経験者ら約60人が参加。メキシコ(1968年)からモントリオール(76年)まで3回連続五輪に出場した宇佐美彰朗さん(67)らの指導で、走り方の基本や視覚障害を持つ人への伴走の方法を学んだ。【亀田早苗】
◇安全に、走りやすく 五輪ランナー・宇佐美さんら
◆基本はウオーキング
大会やイベントを裏方として支える「スポーツボランティア」の育成などをしているNPO法人「日本スポーツボランティア・アソシエーション(NSVA)」(事務局・東京)との共催。
教室では、NSVA理事長として全国で指導をしている宇佐美さんが、ウオーキングの基本を講義。足の指や足裏の動きを意識した足さばきや、ひじを中心とした動きで足をリードする腕のふりなどを説明した。ウオーキングを身につければ、ジョギングやランニングはその延長上にあると話した。
ユーモアを交えた話しぶりに笑いが起こり、質問が集中した。
◆いい伴走者とは
約30年間の伴走経験があるというNSVA理事の鈴木邦雄さん(65)は「よい伴走とは、『安全』『走りやすさ』『気遣い』が三つの柱」と話した。
安全については、視覚障害を持つランナーの約8割が事故を経験していると紹介、1人で走る場合の3倍の幅になることを考え、前、横、頭の上、後ろにまで注意を払う必要があると話した。レース時の映像で、スタート地点や給水所の混雑などを見ながら、注意すべきポイントを解説。「マンホールや横断歩道の路面のわずかな凹凸も教える」「危険な場合だけでなく『平たん』『前は何もない』といった安全な場合も伝えて」と、必要な情報を例示した。
走りやすさでは、視覚障害のランナーが理想のフォームを追求できることや好みのスピード、ペースで走れることなどを挙げた。「障害を持つランナーにはリタイヤする自由もある」と、伴走者への気遣いから「私たちリタイヤできないのよね!」という障害者ランナーの声を紹介、過剰な激励も走りにくさにつながることを話した。
気遣いは「安全や走りやすさを支え、最も重要」と強調。「一緒に走ってもらっている」と感じがちな障害者に気遣いさせず、車の音がしたら「車が来るけど大丈夫」などと、相手を思いやって知りたいことを伝えることが、危険予知にもつながると話した。
また、一口に視覚障害と言っても、疾患によって見え方が異なることを映像で示した。参加者に視野狭さくの状態になるメガネをかけてもらい、手を差し出しても反応できないのを見ながら「給水所で『ハイ』とカップを差し出しても分からない」などと説明した。
◆実技も指導
実技では、宇佐美さんの指導で、参加者がペアになって体を支え、ウオーキングから体の前傾を強くすればジョギングに移行できることを確認。参加者が一緒にジョギングした。
鈴木さんは、白杖を持った人への誘導のしかた、盲導犬への接し方など介助について説明。また、2人ペアになって1人はアイマスクを着けてロープを一緒に持ち、2人3脚のように足を合わせる方法などを実地指導した。
鈴木さんは「『ロープから緊張が伝わるのに何も言ってくれない』など、信頼できなくなる要素はいろいろある。どうしたら信頼されるかは、そうした要素を一つ一つつぶしていくしかない」と述べた。しかし「伴走って難しいなと思わないで、どうしたらいいんだろうとそれぞれが考えることが大切。1人でも2人でも高松に伴走者が増えればと思う」と話した。
てんとう虫パートナーズの練習会で、伴走を務めている太田進さん(59)は「伴走していて危険なところは伝えるが、安全なところやマンホールの凹凸までは言っていないことに気が付いた。勉強になった」と話していた。
代表世話人の砂金則男さん(69)は「安全に走ることが第一。伴走の基本をおさらいでき、非常に有意義だった」と話していた。
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■ことば
◇てんとう虫パートナーズ
09年から開かれている「四国てんとう虫マラソン大会」を支えるランニング愛好者らの集まり。毎月第2・4土曜の午前9時45分〜正午に高松市内で練習会を開いている。伴走の練習とともに、視覚障害などを持つ人たちが体調や障害に合わせ、ウオーキングやランニングを楽しんでいる。練習会への障害者の送迎もしており、そのボランティアも募集中。問い合わせは事務局(087・887・8460)。
2月2日朝刊
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